似て非なるモノ

自由が丘のお店を開店して間もないころに、茨城の中学時代の友人たちがお店に遊びに来てくれました。

 

その時に、「商品が高い!」と言われてしまい、心が萎みました。

(でも、皆、それぞれに気に入ったモノを見つけて売り上げに協力してくれた、心優しいマダムたちなのですよ。)

 

確かに、小皿が1枚990円は高価!と感じる方もいらっしゃるとか思います。

 

100円ショップや300円均一のお店、ホームセンターなどでは、安価で同じような商品が入手できます。

 

写真の左の商品は白磁菊割シリーズの丸千代口990円、右は100均で購入した110円の商品です。

 

いかがでしょう、ちょっと似ていますよね。


でも、よく見ると全然似ていませんでした。

 

丸い形はゆがんでいるし、レリーフは浅いし、釉薬の掛かり方も均一ではありませんし...

 

横から見たカタチが、ぽってりとしている点も違います。

 

以前、有田焼はなぜ高価なのかを仕入先の担当者の方にお聞きしたことがあります。

(素人だからこその質問ですよね。)

 

まず、原料が高いのだそうです。

そして、人件費も。

 

COCONのホームページの「おすすめ」ページのクニエダヤスエスタイルや白磁菊割の記事でもご紹介していますが、安心安全な原料を使って、志と技術力の高い職人さんが心を込めて国内で作っている商品ですので、どうしても高額になってしまいます。

 

でも、こうして並べてみても、不思議とソンをした感じはありません。

むしろ、長く愛用できるモノを選んだので、お得感を感じます。

 

100円ショップの商品が悪い訳ではありませんが、長く使うモノは長く目にしますので、後悔しないよう吟味して購入したいと思います。

 

それが、地球にも使う方にも、やさしい暮らし方だと思いますので。