磁器を扱う理由

 

COCONの取り扱商品は、磁器がほとんどです。

 

日本の食卓には、磁器以外にも陶器や漆器やガラスや金属や竹製品などさまざまな素材の食器がたくさんあり、それが日本の食卓の特徴でもあり、良さでもあると思います。

 

では、なぜ、敢えて、磁器を扱うのかと思われる方もいらっしゃるとか思います。

 

陶器の方が、流行っていますしね。

 

実は、COCON店主も陶器も好きで、いろいろ集めていました。

 

(画像のうつわは、全て店主の私物です。)

 

ですが、整理収納アドバイザーとして、そして、終活アドバイザーとして、加えて還暦を迎えた者として、おすすめは磁器になってしまうのです。

 

磁器は、高温で焼くことで焼き締まり、硬くて丈夫で、使い始めの下処理などは必要なく、洗ってもすぐに乾きますからすぐにしまえて、キッチンはあっという間に片付きます。

(陶器は、完全に乾くまでには1~2日かかるモノもありますから...)

 

そして、軽いことが1番使いやすさにつながると思います。

 

体や心が疲れていたり、歳を重ねて非力になったりしていても、軽くて扱いやすいうつわがあれば取り出して無理なく使うことができます。(しまうのもラクです。)

 

*写真の鉢は、愛知県瀬戸の焼もの屋さんで購入したのですが、仔猫の貰い手を募集していて、仔猫をいただいたお礼に購入したモノです。

そして、磁器を扱う理由の2つ目は、買いたいと思う磁器が少なくなってしまったからです。

皆様は、身近な「瀬戸物屋さん」が減っているように感じませんか。

 

それもそのはずで、有田焼の販売額は、1991年から2015年の24年間で6分の1に激減してしまったそうで、売り上げが減れば、売り場面積は縮小され、商品は減り、加えて外国からのお客様が選びそうな品揃えになってしまったような気がします。

 

晩年まで長く便利に使える磁器が、今、頑張らないとなくなってしまう(もしくは高価な商品か100円均一の品)かもしれない!と、強く思ったのです。

 

COCON店主がどんなに頑張っても微々たることだと思いますが、わが家のおいしい食卓を維持するためにも、そして、同じように磁器を愛していらっしゃる方のためにも、自分で磁器を販売するしかないと思ってしまったのです。

 

新型コロナウイルスの感染拡大も逆風になり、ますます厳しい状況ですが、細々と頑張って参りますので、応援宜しくお願い致します。

 

*COCONでは磁器をおすすめしておりますが、いろいろなうつわを使ってお楽しみいただきたいと存じます。